小布施ワイナリー ドメーヌソガ


Sogga Nagano Ordinaire SauvignonBlanc
オーディネール 
ソーヴィニヨンブラン(長野県産)

 ドメイヌカクトウは、佐藤父子が栽培しているワイン畑です。またそのワイン畑のオーナー大久保氏は良いワインのために惜しみないワイン畑への投資を続けています。私達は、彼らとともに須高(小布施、高山、須坂)でワイン葡萄栽培を推進してきました。そのオマージュの意を込めてこのワインを名付けています。醸造は小布施ワイナリーが最大限、葡萄の個性を削がないよう丁寧に行っています。佐藤父子2人とはほぼ毎朝畑で会えるような環境であるため綿密な葉摘、収穫のタイミングなどのやり取りをして常に連携しています。ドメイヌカクトウは、小布施ワイナリーの自社農場と隣接し、微気候や土壌の物性もほぼ同じです。栽培も小布施ワイナリーと同じヨーロッパ式の垣根式です。この価格の国産ソービニヨンブランには珍しく、現在、流行りのソーヴィニヨンブランの香りを特異的に出す酵母は使用せずに素直に醸造しています。
 樹齢を重ねるごとに熟度の高まりを感じるドメーヌカクトウです。2015年は心地よいハーブ香に爽やかな白桃、蜂蜜やパイナップルの香り、そしてマッタリすぎない濃さと心地よいグレープフルーツ系のアフターとなりました。ワイン畑で脱水症状になる夏の私にはこのワインが必携です。

5800


Sogga Nagano Ordinaire Chardonnay
オーディネール シャルドネ(長野県産)

 樽香の心地よい辛口ワインです。この上のラインにはレゼルヴプリヴェやドメイヌソガなどがあり、その子分がこのワイン。しかし、侮ることはできません。しっかりとした熟度を持ち合わせた美しいシャルドネを収穫し、丁寧に仕込んでいます。品質も僅差の違いで、甲乙つけがたいものがあります。「長野産葡萄で樽を使ったワインなのだから価格をもう少し高くて良いのでは?」とご指摘を受けますが、これこそシャルドネに対する造り手の矜持。利益率は二の次。そのぶん、製造量は限られます。新樽発酵を敢えて行う意味は清潔な樽での発酵、適度な酸素供給を目的としています。澱下げ処理や冷却安定化処理を行っておりませんので、ワイン中に蛋白質浮遊物や酒石酸が存在することがありますが酒質に影響ありません。

5800


Domaine Sogga Albarino 
アルバニーリョ
アルバニーリョ(自社畑産)

『年1回の蔵出しワイン。小布施のアルバニーリョを飲み干せ!』

 8ヘクタール所有する小布施の自社ワイン畑(ドメイヌソガ)においてアルバリーニョをヨーロッパ仕立てにて栽培醸造しました。毎年、1回の蔵出しで即完売になるような僅かな生産量ですが小布施アルバリーニョの実力を発揮したワインとなりました。今までの小布施ワイナリー農場産ぶどうで経験の無いような華やかな香り、そしてアルバリーニョ由来の透明感溢れる酸、そして小布施が位置する上高井の大地由来のミネラル感、決して収穫量の多いアルバリーニョではありませんので生産者泣かせではあるのですが、良いワインが出来るということは農場に立つ我々の矜持でもあります。ムラサキ第8農場BASはムラサキの畑の中で最も栽培の難しい畑です。以前の栽培者が微生物系の○○農法というような畑であり普段は大人しいアルバリーニョの木ではありますが第8BASではジャジャ馬のように大暴れします。苦労が多いからこその芳醇なアルバリーニョが生まれるのかも知れません。醸造はテクニカルなスキンコンタクトなどは行わず、除梗無しで優しく時間をかけ全房プレスを行い、流行の高香気成分発生酵母を使用せず素直な発酵をしています。

9000


Domaine Sogga Vin Sana Chimie Barbera
バルベーラ&サンジョベーゼ クレレ2013年
バルベーラ&サンジョベーゼ(自社畑産)

『型破りなアッサンブラージュ。クレーレはオマージュの意味を込めて』

 第4西農場のバルベーラと第2農場のサンジョベーゼを使った掟破りアッサンブラージュワインを今年も挑戦。こんな挑戦も小布施ならでは。とても愛らしいブラックチェリーやレッドペリー系の香りが鮮やか。豊かな酸と適度なタンニンが味わいを引き締めます。樽熟成のワインではありますがホンリノのボワゼ。イタリアのパワフル赤ワインもいいですが、個人的にはこのワインのような柔らかく緻密な味わいのほうが日本のイタリア料理に寄り添える気がしています。色合いはライトに仕上がっているためワインの名前に「クレレ」とつけました(日本のお客様には「全然クレレじゃなくルージュだよ」とおっしゃって頂いていますが偉大なイタリアワインへのオマージュの意を込めて控えめにクレレと名付けています)。クレレとは、仏語で「鮮やかな赤ワイン」の意。ロゼよりも濃く、赤よりも淡い、ルビー色したワインです。
 自然派ワインという言葉が安易に使われるようになってしまった現在の日本。ぎりぎりまで神経をすり減らし、葡萄を守る我々のJAS有機または無化学農薬(サンシミ)を冒涜しているかのような「安易な自然派ワイン(亜硫酸無添加、減農薬、味がビオっぽい)」に辟易した我々は2011年よりラベルにVin Naturelを冠することに陳腐さを感じ辞めました。
 葡萄をサンシミ(除草剤、殺虫剤、現代殺菌剤を不使用)で栽培しさらにサンシミ(無補糖無補酸かつ天然酵母)で発酵しました。小布施は8ヘクタール中4ヘクタールをサンシミ栽培にし、さらにその内1.5ヘクタールをJAS有機認証(世界標準の認証機関)取得

9000


小布施ワイナリー ドメーヌソガ
栽培・醸造家:曽我彰彦
長野:上高井郡小布施町

『脱コンクール宣言。コアファンの多い、超人気ワイナリー』


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